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草屋根にするメリットとは?メンテナンスや補助金についても解説
2023年09月29日
屋根や屋上に植物が植えられている草屋根を見て、興味をもった方もいるでしょう。
一般的な屋根ではなく、草屋根にするのはメリットがあります。
この記事では、草屋根にするメリット・デメリットを解説します。
必要なメンテナンスやリフォームに使える補助金についても説明します。
草屋根に興味がある方はぜひご覧ください。
草屋根によって生まれるメリットとは?
草屋根は屋根に芝や草花を乗せた屋根です。
緑化屋根や屋上緑化などを指すケースもあります。
草屋根には以下のメリットがあります。
1.室内環境が向上する
2.節電効果が期待できる
3.庭のように楽しめる
それぞれの詳しい内容を解説するので、ぜひご覧ください。
①室内環境が向上する
草屋根にすると断熱性が向上します。
屋根からの熱気や冷気の影響を受けにくくなり、室温の変化を抑えられるでしょう。
屋根への照り返しもなくなるため、屋外放出する熱量の削減にもつながります。
草が雨の音を吸収し、大雨でも室内に音が響かず眠りを妨げない点もメリットです。
②節電効果が期待できる
草屋根によって家屋の断熱性が向上すると、外気温の影響による室温の変化が少なくなります。
結果としてエアコンを使用する時間が減らせるため、節電効果が期待できるでしょう。
③庭のように楽しめる
草屋根にすると、庭がなくて諦めていたガーデニングを楽しめる空間ができます。
草花を育てるだけでなく、屋根の形状や傾斜によっては寝転がってひなたぼっこをするといった楽しみ方も可能です。
季節の草花のほか、野菜を育てられる草屋根もあります。
どのような楽しみ方をしたいかに合わせ、草屋根をデザインするとよいでしょう。
草屋根にするデメリットとは?
草屋根にすると、以下のようなデメリットもあります。
1.こまめなメンテナンスが必要になる
2.虫の発生が増える
生活するうえで問題にならないか十分検討しましょう。
①こまめなメンテナンスが必要になる
草屋根は、一般的な屋根に比べてこまめにメンテナンスをする必要があります。
屋根のメンテナンスは、通常数年おきに塗装の塗り替えや防水工事をしなければなりません。
草屋根は、屋根に植えている植物によって、多ければ季節ごとのメンテナンスが必要です。
メンテナンスをするには、当然費用がかかります。
手間だけでなく、コストが増える点にも注意しましょう。
②虫の発生が増える
草屋根にすると、虫の発生量が増える可能性があります。
虫が苦手な方は、対策をしっかりしましょう。
発生する虫の量は、どの程度の面積を緑化するかによって異なります。
基本的には、庭がある家と同程度の虫が発生するケースが多いようです。
草屋根を美しく保つためのメンテナンスとは
草屋根に必要なメンテナンスは、何を植えるか、どういった状態にしたいかで変わります。
基本的に必要なのは水まきと施肥です。
水やりは装置を取り付ければ自動で行えます。
旅行で不在にするときなどには、装置が便利です。
装置メンテナンスも必要になったり、水やりにムラができたりする点には注意しましょう。
芝だけの状態を保つなら、こまめに雑草を抜く必要があります。
風や鳥が運んできた種子が発芽し、植えた覚えのない草花が生えているケースもあります。
また、雨などで土が減ってしまうため、様子を見て補充も必要です。
屋根は人の目に触れる場所のため、手入れをせず放置しておくと住宅の外観も損なわれてしまいます。
自力でのメンテナンスが難しい場合、業者に依頼をしましょう。
【事前にチェック】草屋根にしたいと思ったらすべきこととは?
草屋根へのリフォームを検討する際は、次の点をチェックしてください。
1.屋根の形状・構造
2.補助金の利用
それぞれの内容を解説します。
ポイント①屋根の形状・構造
屋根は極端に急勾配でなければ、多くの場合どの形状でも草屋根にできます。
土が流れにくいため、勾配が緩い屋根が向いているでしょう。
勾配が急な屋根は、土留を設置する、保水マットを利用する、といった対策が必要です。
草屋根へのリフォームには、元々の屋根の材質もあまり影響しません。
しかし、一般的な屋根より重くなる点に注意が必要です。
屋根の構造や建物の強度によっては、補強工事が必要といえます。
屋根の勾配や構造・強度などに関する悩みは、専門業者に現地調査を依頼すると安心です。
調査結果を元に具体的な計画を立てると、必要な工事や対策が明確になるでしょう。
現地調査ができるリフォーム会社を選び、調査から計画、施工の流れを円滑化してください。
ポイント②補助金の利用
草屋根をはじめとした緑化屋根は、都市部のヒートアイランド現象改善に効果が期待できます。
そのため、助成金・補助金制度が設けられている自治体も珍しくありません。
地域や自治体によって詳細は異なります。
リフォームに利用できるものがないか、まずは自治体のホームページなどをチェックしましょう。
主な対象 | 建物の屋上、屋根などを新たに緑化する予定の方
※新築・リフォームどちらの場合も含まれる |
主な条件 | ・3平方メートル以上の緑化
・工事の着手前に交付申請を行う |
対象、条件は自治体によって変わるため、あくまで目安として考えてください。
まずは自治体の窓口で、緑化の助成金・補助金制度について相談し、説明を受けるとよいでしょう。
自治体によっては事前調査が必要になるケースもあります。
まとめ
草屋根はガーデニングが楽しめたり、節電効果が期待できたり、といったメリットがあります。
必要なメンテナンスやコストは条件によって異なります。
専門業者に相談しながら、検討するとよいでしょう。
田子工務店はリフォームの実績が豊富で、イメージ通りの仕上がりになるよう丁寧な施工を心がけています。
見積りは無料のため、草屋根を検討している方は気軽にご相談ください。